税理士事務所を開業して2年。果たして独立して良かったのか?悪かったのか?

税理士の独立開業を疑問に思う人の声

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こんにちは高橋輝雄(@teruozeimu)です。

間もなく、税理士として独立開業して2年となります。おめでとうジブン(笑)
最近は税理士試験に受かっても登録しない人もけっこういるとか。

私も独立前には「税理士 独立開業」とか「税理士 開業 失敗」とかで検索しました(笑)
まぁ、Googleで検索しようとするとマイナスのワードがよく出てくるのですけれどね。

いつの間にか「税理士 独立」のキーワードでかなり上位表示になっていましたので、少々加筆修正したいと思います。(2018年)

もし独立を迷っている方が、この記事に行き着いたのならと思い立ちました。税理士事務所を独立して開業しようとする人のために、果たして独立して良かったのか悪かったのかについて書いてみます。

 

自分で目指す方向を決められる自由がある

規模はどうあれ自分の城

独立するときによく言われたのが「これからは一国一城の主ですね」という言葉。

「ひとりでな~にが一国じゃ!」なんて、ちょっと不安もあり、あまのじゃく(単に卑屈?)な感情は持っても仕方ないと思います(笑)

でも、複数だろうがひとりだろうが「主(あるじ)」であることは確かだから、何でも自由に方向性は決められます。

  • どういうところから営業をかけるか?
  • 何を自分の強みにするか?
  • 何を自分の譲れないものにするか?
  • どんな地域で戦うか?

なんていうことを独立当初はひたすら考えていました。仕事も税理士会の無料相談の派遣ぐらいしかなくて暇なので。

自分の勤めていた事務所が相続専門だったからといって、独立しても相続だけの事務所にする必要もないし、個人の確定申告をやらずに法人しかやらない事務所だって良いんですよね。

何度もいうけれど、どう進むかはすべて自分次第。コレに尽きます。

 

値段の上げ下げも自由

値段の設定もそう。勤務時代は「この働き方でこの報酬料金は合ってないよな~」という仕事も多々あると思うんですよ。所長のぶん投げでドス黒い感情で働いてたり(笑)

しかし、独立してからそのような感情が起こったのなら値段を上げたり、きちんと請求すれば良いんです。

これも独立当初は陥りやすい感情なんですけど、すべての人がお客様になるという事は1000%ないので、それでお客様とならない人が出たとしても、「仕方ない」の一言ですむんですね。

事実、私も独立後まだ2年しか経っていないんですけど、当初の金額からは5回以上料金改定しています。

それで実際のところお客様が減ってしまったかと言えば、自分からやむなく解約した1件の方以外は、関係(顧問)が続いているし、単発のスポット相談も定期的にいただいています。

さすがにその後はお客様からの解約も経験しました。自分が合わないお客さんだとそれが相手にも伝わりますし、会うのも苦痛だったのでお互いのためにも良かったと思っています。

スポット相談でいただく相談の内容も税務だけにとどまらず幅広くなり、色々な部分で誰かの力になれるという事は、これほど嬉しいことはないですね。

 

独立しても楽な事ばかりではない

責任はすべて自分。

きれいごとばかりいうわけではありません。

独立すると、今まで勤務時代は結局のところ所長に使われていた身ですから、ミスをしたとしても直接の責任は生じません

しかし、独立したら何と言い訳しようがすべて自分の責任。もう守ってくれる人はいませんからね。

そもそも「誰かがいつも守ってくれる」という気持ちがあるのなら、独立はオススメいたしません

その代わりに、自分で即断即決できるので、そのスピード感がまたお客様にウケる事もあるということは記しておきます。

 

お金のストレス

独立当初は妻の生活に頼るヒモのような生活(笑)

また、借り入れした通帳も毎月減っていくと焦る。こういった感情は正直非常にきついですね~。

眠れなくて冷や汗がにじみ出る感覚も味わいましたからね。

でも、自分もお金が減ることの恐怖を味わえたからこそ会社の社長さんたちの融資の気持ちや借入た資金が減っていく恐怖も同じように味わえるんです。

もう味わいたくないけれど(笑)

住宅ローンも赤字の確定申告だとモチロン下りません。税理士って社会的に信用されてるんじゃないの?という感じもしましたが、そもそも赤字だと鼻で笑われました。まぁ、冷静に考えれば資格だけじゃ信用できない時代ですからしょうがないですね(^^;)

 

とりあえず気楽に独立してみて良いのでは?

独立!したらもう後戻りできない…と気負い過ぎずに

独立してうまくいかなかったとして、命まで取られるワケではないですし。
極端な事を言えば、どこかに勤務すれば良いとも思っていました。

とはいえ、やるからには絶対に後ろ指をさしてた人たちを見返すとは思っていましたが。(税理士で酒が飲めないやつは、絶対に成功しないとかも言われたりしていました。)

でも、あまり追い込まずに、少々軽い気持ちで独立してみても良いのでは?と思っています。

特に税理士事務所の初期費用はかなり低いですし、税理士だけでなく色々な職業の初期投資は工夫次第でかなり抑えられますから。

ひとり税理士なんてノートPCさえあれば他に本当に必要なものはないんじゃないでしょうか?

 

設備も最小限でスタートでOK!ツールも工夫する

最初から、大きな事務所を構えて色々な設備を入れて。なんて考える必要はないですからね。
もし必要になってきたら、また事務所を借りればよいです。

今は、事務所などなくてもカフェで相談しても気にならない。という方もいらっしゃいますし。

Skypeやチャットワークも併用すると、事務所から出なくても相談を受けられるという事もありますね。

ブログも勤務時代には下手な事は書けないかなと遠慮していたけれど、今では自由にやりたいようにやっています。

ホームページも勤務していたところがイケてないな(失礼)とか思っていたけれど、自分の事務所なら作り直したければ自由に作り直してますね。自分で作成しているから、なおさら好き勝手にやれて良いです。

 

今日のてるをだもの

人生一度きり。
前悔しても後悔するな。

てるを

(重茂 達さんの「前悔しても後悔しない」よりインスパイア(笑))

 

士業の独立相談ならSkypeやチャットワークで無料で相談にのりますよ^^

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ではでは!良い税理士ライフを!

 

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【近況報告など】
クライアントからスタイ(よだれかけ)をいただきました!
こういう腹を割った付き合いができるのも独立したからこそ
という気もしています。スヌーピーのスタイ可愛いです( *´艸`)
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高橋 輝雄

税理士・FP・元SE。 税理士界の諸葛亮孔明を目指して自己研鑽の日々を送る。 「税務・経営・自分の思考」を軸にHPとブログにて情報を発信。 情に厚く、大変涙もろい。ナイアガラの滝のように泣く。 更に詳しくは著者紹介

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