「あなただからお願いしたい」という属人的ビジネスの転換期

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こんにちは。草加の税理士高橋輝雄(@teruozeimu)です。

士業やお医者さんというのは誰が相手をしても結果が同じなのでしょうか?
自分も医者に行ったり、他士業にお仕事を依頼することもあるのですが、自分との相性というのはかなり重要だと思っています。

そういった属人的なサービスも軌道に乗ると考えさせられる事がありますので、今日はそういった事について。

 

「あなただからお願いする」なのか?「その人しかいないから」なのか?

そのサービスを行う人による属人的なサービスというのは単に「あなただからお願いする」というワケでもないなと。

思えば私の近所には昔は眼科が一軒しかなく、そこの先生というのがとても横柄だったのを思い出します。

ボソボソ話しをしますから聞こえにくいですし、何か質問でもしようものならば上から目線で怒られると。
でも、そこしか眼科がないから、患者さんもいう事をきくしかなく…。

そういった状態で経営が成り立ってしまうのが問題でもあるのかなと思いますが。

私もしょっちゅう身体に不具合を起こすのですが、思うのが若い医者の先生ほど愛想が良い確率が高いなと。
院内が患者さんで溢れていたり、評判が良いのもうなずけます。

それを考えますと、自分の現在の職業である税理士も同じような評判が多いなと。

  • 他の税理士さんのところに行ったら鼻で笑われた
  • 常に上から目線で相談できなくてビクビクしていた

こんな状態に今までなっていたのも税理士も「先生」と呼ばれてしまう職業柄なのかもしれません。

今は評判がすぐにネットで見られるため、今後は「この人だから」とお願いされるところの方が伸びていくのは言うまでもないでしょう。

 

属人的なサービスも仕事が増えてくると転換期を迎える

自分も独立して3年目に入り、おかげさまで仕事がボチボチ増えました。
そうしますと、仕事の方向性を固めないといけないなと思っています。

税理士のようなサービスも完全に属人的なサービスかというとそうではなくて。

実は「あなただから頼む」という人と「サービスが同じなら誰でも良い」というように、お客様の層自体も分かれるのかなと。

 

特に確定申告は一度行うと「毎年あうんの呼吸で頼めるから」という惰性的な理由だけで頼んでいる事も多いのではないでしょうか?

そうすると考えられる方法は2つ

  1. 人を雇って自分の仕事を他に権限移譲する
  2. 仕事をこれ以上増やさない

そうした場合、自分は人を雇ってまで仕事が欲しいのかというと違うのかなと思っています。

 

誰でも結果が変わらない確定申告をやっていても、確かに一時的に感謝はされますし、報酬をいただけるのはありがたいのです。
が、それにやりがいがあるのかというと少々疑問が残ります。

逆に、現在私が顧問契約させていただいている会社さんや個人事業主の方は、今までの業務や組織の内情を把握しているのでやりがいはありますし、すぐに他の人に代わる事はできないと思っています。

と言いつつ、いきなり顧問契約を解除されたらそれはそれは落ち込みますが(^^;)

 

属人的サービスとは違うところでの収益や能力を伸ばしていく

とはいえ、自分の売上(収益)を今の状態ぐらいで頭打ちにさせようと思っているのかというとそうではありません。

現状維持は衰退の始まりですし、税理士業というのがどこまでも安泰とはまったく思っていませんから。

リアルの税理士業務で、他人にすべての仕事を任せてしまうのは自分には向かないと思っていますが、それだったら自分の得意なインターネットを絡めた業務を伸ばせば良いではないかと。

たとえばですが、2017年の夏に販売した電子書籍は、今もおかげさまで毎日のように誰かしらに読んでいただけているようで。
誰が購入したかまでは分からないのですが、こういった事は自分だけの属人的ビジネスではできない事ですよね。

いままさにそれとは別にコンテンツ作成を学んでいる最中なので、2018年はこちらを新たな収益の柱の一つにできるように目標を立てています。

 

まとめ

今回はかなり今の自分の状態を反映したものでしたね(^^;)

しかし、色々な属人的なサービスは、軌道に乗ればおのずと私のように転換期と言いますか、「このままではまずいな」と思う時が来ると思います。
そうした時に

  • 仕事を平準化して人に任せるのか?
  • 自分の目の届く範囲+αで収益を伸ばすのか?

というような選択があるのかなと。

自分は後者を選ぶことになりそうですが、前者は全社で組織を構成するという能力を伸ばせるでしょうし、経営者であればどちらを取っても自己の成長には繋がるのだろうなと思います。

 

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【近況報告など】
最近の息子はママがいないと不安になるようで、ママのお風呂の時間が一番大変です。
呼吸が止まりかけるほど泣くので、少々パパは夜が怖く、傷心中でございます(´;ω;`)
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高橋 輝雄

税理士・FP・元SE。 税理士界の諸葛亮孔明を目指して自己研鑽の日々を送る。 「税務・経営・自分の思考」を軸にHPとブログにて情報を発信。 情に厚く、大変涙もろい。ナイアガラの滝のように泣く。 更に詳しくは著者紹介

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