10年前の僕は無職で試験勉強中。いつか税理士という夢見ていた。

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こんにちは!税理士の高橋輝雄です。

2019年7月17日現在、久々の晴れ間が出ています。

ふと昨夜Twitterで税理士試験の事が流れてきて、何となく昔を思い出したので書いていきたい思う。

うだるような暑さの中での試験勉強ラストスパート1ヶ月

10年前の今頃は会社も辞め、本当に無職で税理士試験に没頭していた。

3回の受験したら会計事務所に就職しないとな。

なんて考えながら税理士試験に臨んでいたんだ。

補足
結局、この年に法人税と所得税を受けてから就職。その年に所得税だけ受かったのでした。就職してからも受験したけど、最終的にはビジネススクール兼の大学院行って終了。税理士試験がすぐに終わったワケでなく、まったく優秀ではない。

この時期の受験生は多少狂っているぐらいで良い

受験も3回目ともなると、正直なところマンネリや焦りといったいろいろな感情も相まって多少精神的におかしくなっていたところも多かったはず。

当時の彼女(=今の妻)もよく耐えたと思う。

自分の誕生日は7月15日なのだが、毎年もう一か月切った直前期だから、お祝いも何もしなくて良いんで。と言って会いにも行かなかった(当時は埼玉と神戸の遠距離恋愛だった)

しかし、受験のメッカともいえる水道橋では、この時期は歩きながら理論を唱えている人もいたり、大原のマイナーな自習室ではカリカリした受験生同士のの殴り合いをしばしば見るなど殺伐としていた記憶がある。

まぁ、しかし人間1日中試験の事だけ考えているとさすがに狂うというのはよく分かった。しかし、このぐらい追い込む時期があっても良いと思う。

気づけばあの時描いた夢は実現していた

あれから10年経った今となって自分は税理士として独立して事務所を構えている。

あの時何となく思い描いていた自分と父親と妻が一緒に働いているという想像は少々実情とは違えど達成された。(妻が出産直前の時に、家に一人置いておくのも不安なので事務所に連れて行ってみた)

現在も妻は妻で以前から働いている会社に在籍しているが、こちらは父親と二人で事務所にいるのは変わらず。

補足
いつか一緒に働けたら良いねと父とは話していたが、自分が独立して間もなく、父親(税理士ではない)は働いていた事務所から退職を宣告されたのでした。そこで自宅兼事務所だった自分は急遽事務所を借りて合流したのでした。

夢を笑うやつなんかほっとけばいい

税理士試験、いや、税理士試験だけではないが、試験勉強というのは孤独である。

なんせ試験当日は自分のやってきた事だけが頼りなのだから。

みんなで一緒に本番の試験問題は解けない。

自分が勉強していた当時(20代後半)というのは、ちょうどみな結婚式を挙げたり社内で役職が付いていくなど、いまの自分の状況と照らして卑屈になったものである。

輝雄は…いま何してるんだっけ?

この質問は当時とても辛かった記憶があるが、これは受験生の多くが通る道ではなかろうか?

 

また、口には出さなくても顔に出て馬鹿にするものもいたのは確か。

しかしそんな輩はほっておけば良い。他人と比べる必要はない。

むしろ自分の思い描く夢や理想に向かっていれば、他人の足を引っ張るやからにかまっている暇はないのだから。

税理士は本当にオワコンなのだろうか?

年々税理士試験の受験者が減ってきている。

これは税理士という職業の魅力が無くなってきているということの表れなのだろう。

ただ、自分は「AI」という言葉をからめて税理士を無くなる職業といっている奴らには税理士の仕事内容を全部説明してみろと説教したいのではあるが…。

でも、これって実はチャンスなのにもったいないなぁと思うんだ。

今の税理士の平均年齢って65歳とかだから、それがどんどん上の方が抜けていくと税理士の数が減るのだから。

それに、税理士ほど多くの業種の社長とすんなり話せる職業はないとも思っている。

コンサルタントなどはまず社長に会うのに大変だという話も聞いたこともある。

税理士の特権ってこれ以外にもいろいろとあったりしますよ?

だからいま税理士試験を受けている人はぜひとも最後までやり抜いて欲しい。

私の経験上、税理士を今さら目指すの?とか馬鹿にする人は税理士試験から逃げたり、そもそも税理士の内容をよく分かっていない人たちであるから気にする必要はない。

あ、もしも税理士としての独立や大学院の進路で悩んでいる方は全然してきて下さい。(モチロン無料です大丈夫なんで^^)

 

自分もこれから増える税理士に負けぬよう、秋から新たな武器を本気で磨きにいきます。

P.S

トイレが近い自分は試験の2時間がいつも恐怖でしたが、水分とらなさ過ぎて脱水症状にもなったのでご注意を!

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高橋 輝雄

税理士・FP・元SE。 税理士界の諸葛亮孔明を目指して自己研鑽の日々を送る。 「税務・経営・自分の思考」を軸にHPとブログにて情報を発信。 情に厚く、大変涙もろい。ナイアガラの滝のように泣く。 更に詳しくは著者紹介

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