前年まで白色申告しており、今年から気合を入れて青色申告をするというクライアントのところへ。
帳簿もきっちり自分で作ってみる!という方への指導でした。
会計の帳簿をつけるというのは、自分たちのような税理士は当たり前にやっています。
しかし、簿記や会計を知らないかたにとっては、敷居が高いものであると自分も再認識しました。
目次
社長の”初”体験がいっぱい
「借方貸方」って何?
営業の才覚のある社長だから、会計にも詳しいというわけでは決してありません。
飲み込みはとても早いのですが、自分の予想以上に本日は新発見の連続だったようです。
私にとっては当たり前でも社長が驚いた自称(幾つか抜粋)
- 相手勘定科目を決めないとダメなの!?
- 「掛」ってなんだ?
- 備品なのに消耗品てなぜなんだ?
- 現金だけ入力してもダメなの?
- 振替伝票…(白目)
他にも色々と自分的には新鮮で面白かった事があったのですが、あまりに多くて忘れてしまいました(笑)
社長お疲れ様でした。
会計ソフトはストレスを溜める?
今日のような場面に出くわしますと、他の社長がおっしゃっていた
「弥生会計のような会計ソフトは、敷居が高くて、気合を入れないとソフトを起動することさえできない」
という言葉はしっくり来るなと思いました。
私は一日に何度も起動してますからね~。
この言葉は、普段は経理や会計に携わらない社長ならではだと思いましたね。
逆に、freeeというクラウドの会計ソフトは、取引において「借方・貸方」という文言はあまりでて来ず。
「プラス・マイナス」のように、金額の増減で仕訳の内容をうまく表現しています。
【freeeの取引入力画面】
そもそも「取引」という言葉も会計ソフトによっては、「仕訳」という言葉に統一されている場合もあります。
一方で、その作りが簿記の経験がある側からすると違和感に感じたりします。
教える側の問題もある
会計が嫌いになってしまう原因の一つとして、自分たち教える側にもきっと問題があるのだろうと思いました。
- お客さんができないと思って、最初から丸投げでよしとしてしまう
- 説明する時に専門用語を連発してしまう
学ぶ気がある方にとっては、そのような事があるとやる気をなくしてしまうかと。
私もできるだけやる気をなくさないように、うまく指導できたらと思います。
まとめ
改めて、人によって会計のレベルというのはまちまちだと痛感しました。
ただ、以前の記事でも書きましたように、会計のレベルが異なるのは、単に今まで学んでないから知らないだけの事。
知っていたから偉いという事でもなく、それで優劣があることでは決してありません。
ですので、一度知ってしまえば、本日の社長もみるみるうちに吸収されていきました。
自分が考えるよりも更にやさしくかみ砕いてお伝えする。
というのは本当に難しいものです。
普段から
シンプルに考える、別の言葉にしてみる、何かに例えてみる
といったトレーニングも必要だなと思った次第です。
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【編集後記】
来所中心の事務所になってから、めっきり歩く事が少なくなった今日この頃。
今日はお客様のところまで車は使わずに歩いていきました。
自動車で通るよりも、歩いた方が新たな発見が色々とできて楽しかったりします。
たまには歩いて遠めのお客様のところに行くのも良いと思います。
都内の事務所にいた時は、お客様のところへは電車と徒歩でした。
田舎者だった私もおかげさまで都内の道にはかなり詳しくなりました。
車を運転したくない人は都内の会計事務所に勤めるのも良いでしょう。
【今日の一日一新】
・草加のとんこつラーメン屋
・お土産にいただいた芋かりんとう
・草加のリサイクルショップ
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高橋 輝雄
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