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日々の仕事が言葉の感覚を麻痺させる
こうして私のように毎日毎日毎日、税金と暮らしていますと、自分では他者のレベルというのが分からなくなってくるなと感じたりします。
先日のコールセンターでも「源泉徴収票」というものが、そもそも何か分からないという方も多かったです。
そういう時に概念を説明することで、やっと相手も理解してくれるのでした。
あるモノを知らない場合には、そのモノの言葉を言っても相手は想像できないので、なかなか難しいですね。
ちょうど今の時期であれば、確定申告書の書き方もそうですね。
余談ですが、国税庁の資料は、よく見ればあれほど丁寧な書き方はしてなかったりすると思います。
前ページの①の金額を入れるとか、私事的にはとても分かりやすい。
でも、自分に興味がないものはアレルギーと言いますか、読んでいてもまったく頭に入ってこない。
という事は自分にもそういうジャンルがあるのでよく分かります。
自分でも駄目だと思いますが、保険の免責事項などは字も小さくて読みづらいなぁと思うんですよね。
あれは故意にそうしているのかもしれませんが(笑)
自分が当たり前のことも、相手はまったく知らない場合がある。
という場合が多々あるという事を覚えておくのは大事です。
サルでも赤子でも分かる話し方を意識する
私は常日頃から、専門用語はできるだけ使わないようにしているのですが、癖と言いますか、それでもつい出てしまう言葉というのがあるんですよね。
それは普段考えている時が専門用語が多いですから、頭を話の聞き手のレベルまで下りてこないといけないなと。
私が時々出てしまう言葉としては…
- 損金
- 欠損金
- 役務
- 控除
みたいな言葉です。
税法の条文の言葉を言い換えずに、そのまま言ってしまうという事が原因かなと。
例えば、「損金」ならば、噛み砕いていえば「経費」とか「支出」といった言葉にも変換できます。
時々ブログ記事を読んでいただいて、こんな風にご指摘してくる方がいらっしゃったりします。
「支出と損金は違いますから、正確に使い分けした方が良いのでは?」
別に専門家に向けて書いている訳ではないので、それは別にいいんじゃないかな?という感じです。
逆に、独立当初、けっこう真面目に堅い文章で書いていたら
素人が読んでも、なんか堅くて、内容も読みにくい
なんて一般の方に言われました。
誰に向かって情報を書いているかにもよるかとは思いますが、誰もが分かりやすい言葉の方が良いのかなと思います。
その横文字は相手に伝わってますか?
だいぶ減りましたが、一時期は経営大学院の影響で、横文字ばかり口から出てしまう時がありました。
コミット・エビデンス・ポートフォリオ・コングロマリット
などなど。
それがややカッコよいと勘違いしていたところもあったのかもしれません。
あっ、最後のコングロマリットは、ほとんど言ったことがありませんでした(笑)
結局はそういう言葉も相手が「?」と思ってしまったら意味がない。
相手に伝わらない言葉を連発するのは単なる自己満足
てるを
何も横文字を使わなくても、日本語でも説明できますしね。
もちろん相手に合わせて言葉のレベルも使い分けるのが大事です。
先日、ミラーリングなどの話をしましたが、相手の言葉を使うのも大事ですからね。
多くの知識がある人が、相手にレベルを下げて話す事は可能ですが、背伸びして会話につきあわせるパターンはなかなかキツイのではないかなと思います。
伝わっているようで伝わっていない。
コミュニケーションは常に、相手の立場を考えることが重要ですね。
「高橋輝雄税務会計事務所」では税務を始めとして、幅広く皆様の色々な相談をお待ちしております。
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【編集後記】
気力が弱っていたのか、喉の痛みと咳が出るように。
少々ストレスかかる事がありまして、
身体は嘘はつかないなぁ…
と言ったところです。
でも既に快復にむかってます(/・ω・)/
あっ、自分の監修しました記事が来月あたり出ます。
三井生命の情報誌「繁栄」というものになります。
読む機会がありましたらチェックしてみて下さい(*´Д`)
【昨日の一日一新】
・スーパーメントールのど飴
・事務所の断水
・喉からくる人用のベンザブロック(笑)
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高橋 輝雄
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