起業しよう!と思った時に信頼できる仲間がいたら?
あなたは仲間と半分半分資本を出して二人の会社として会社(法人)を設立しますか?
私が今まで見てきた経験からお話したいと思います。
目次
なぜ一人株主の会社を勧めるか?
そもそもですが、会社を設立するときに一人で会社を設立せず、複数人で会社を設立するとはどういうことでしょうか?
会社の持ち主=株主
です。
その株主を一人にするか、それとも複数人が株主になるかということです。
なお、今回は中小企業の話なので、通常であれば株主は会社の役員になるのがほとんどというところで考えていただければと。大企業はむしろ逆で、所有と経営の分離が原則ですね。
スタートアップでは関係なし
株主が一人だとワンマン経営が可能です。
正直なところ、スタートアップにおいて組織などあってないようなもの。
最初のうちは株主が一人だろうが複数だろうが関係ありません。
会社が成長してくると…
しかし、会社が成長してくると、株主同士でも思惑が違ったりします。
会社をどんどん急成長させたい人もいれば、着実にじっくりと成長させたい人もいます。
同じ役員同士でも代表と取締役での軋轢(あつれき)が出始める事も多々あります。
と同時に会社も組織としての体をなしてくる時期ですね。
株主同士がもめだすと大変
会社の意思決定がバラバラに
更に進んでくると意見の反発も生じてくると。そうするとパワーバランスも如実にあきらかになっていってしまいます。
結果として最悪の事態になることも
以前知っている会社では、株主が3人いました。
実際に実務にたずさわっていたのは株主のうち2人だけ。1人は単に出資しただけという形です。
2人は役員でしたが、ある時、株主の一人と役員が組んでもう一人の株主であり代表取締役を追い出してしまいました。
株主が3人なわけですから、3人のウチの2人が組めば過半数は取れてしまいます。
結果として残った役員と株主が代表取締役を追い出す形に…。成長過程にあった会社はすっかりボロボロに。
私としてはせっかくの会社が勿体ないという感じでしたが、このような株主構成の資本政策も含めて経営と言えるのでしょう。
同族会社ならば特に株主構成には注意を
特に注意したいのが親族だけで固めた同族会社のパターン。
好景気のころに作った会社が、今はやや勢いはなくなってきたけれど、株主にはまだまだ親族が多数いるという状態。
こういう状態だと、実際に現場で働いている人の給与よりも会社には全く顔を出さない株主の配当が経営を圧迫するようになってしまうことも…。
さらに相続が発生するたびに、株主の有する株はその次の代にいきますから、相続が起きるほど会社への関心は薄くなる可能性が強いですし、相続人が複数いれば株主の数はどんどん散っていきます。
早めに会社で株を買い取るなりして、実際の経営陣に近しい人が過半数もしくは株主構成の中心に変えていく方が賢明だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この世において人の気持に「絶対」はない…本当にない
てるを
とはっきり言える事例を何度も目の当たりにしています。
なお、税理士法人というものがありますが、税理士法人は税理士が2人いないとできないのです。税理士法人も喧嘩別れが多々あると聞いています。
とりあえず、私は99.9%税理士法人はないでしょうなぁ。
「高橋輝雄税務会計事務所」では税務を始めとして、幅広く皆様ご相談をお待ちしております。
【高橋輝雄のアカウント】(気軽にフォローして下さい)
Twitter https://twitter.com/teruozeimu
==============================>
【編集後記】
この1日・2日がお休みな会社は街中でインタビューしたら
15%ほどだそうです。
確かにいつものバスは既に空いている時間なのに
お出かけの人たちで混雑していましたね(‘◇’)ゞ
【一日一新】
・レポート作り
・メルマガスタンド
<==============================
高橋 輝雄
最新記事 by 高橋 輝雄 (全て見る)
- 息子の鉄棒前回りチャレンジに一苦労。できない感覚を解決する難しさを実感。 - 2023年10月2日
- 異業種交流会と税理士の営業としての相性はどうなのか?仕事につながった経験から。 - 2023年9月30日
- 親子でマイクラ(Minecraft)で遊ぶ。息子と朝から共同作業する喜び - 2023年9月23日