税理士事務所を開業して3年経過。まだまだ自分の中での安定はない

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こんにちは高橋輝雄(@teruozeimu)です。

 

という事で独立して3年の独立記念日は気付いたら経過していました。
石の上にも三年と言いますが、何とか3年経ちました。

今日はたまたま時間が空いた事もあり(笑)
こちらでつらつらと記事を書いてみます。

税理士事務所独立3年間の業績は?

過去にも独立をテーマにしていくつか記事にしています。

税理士独立した日々を思い返す
税理士の独立開業を疑問に思う人の声

3年前の今頃はまだ勤務と独立が混在した時期(12月まで勤務)だったので、独立したという実感はまだありませんでした。

ただ、年明けから本当にゼロスタートで、震える夜を過ごしたものです。

1年目の終わりは事務所移転とか初期投資も多かったので結果としては赤字。

2年目に黒字転換。そもそもクライアント様がある程度できれば黒字になるビジネスモデルですが。

3年目はどうかというと、あと一カ月で年末ですが今期も黒字で終われます。莫大な賠償金でも請求されない限り(笑)

 

収入的にはようやく会社員よりもやや多くなったという程度でしょうか。
まだまだ妻には会計事務所時代の負債(3年ほど零細事務所の安月給が続いた)がありますから、借りを返せていないなぁと個人的には思っています。

これから会計事務所に勤める方が読んでいたら覚えておいて欲しいのですが、一般の方は「税理士事務所に勤めている=税理士=高給」と思っている節があります。私も妻の会社の人からそう言われて正直肩身が狭かったですし、妻にはみじめな思いをさせてしまったのでした。

 

税理士事務所3年目の顧問契約は無我夢中で増やした2年目から転換

顧問契約に関して話しておきたいと思います。

3年目はどうかと言いますと、かなり事務所の方針を転換した事もあり新規はあまり増えず。

ともあれ、一人で顧問するには数に限界があるのでそこまでガツガツ営業しなかったのもあります。

電話番号をホームページから消した

電話番号をホームページ上には出すのをやめました。

ですので新規の問い合わせ電話はありません。が、営業電話もほとんどありません。
来るのはNTT代理店のみ。あと迷惑FAXですね。

相談業務は無料からすべて有料に方向転換

とはいえ2018年現在も「草加 税理士」という検索キーワードでは1位です。
おかげさまで草加市のお客様も特に変わらずちょくちょく問い合わせをいただきます。

最初は「何かといえば金を取るのか!」とか自分でも思ってもいたのですが、そうしますと時間だけが過ぎていくというのは2年目から感じていました。

1年目に土曜日に自分でバスに乗ってお客さん(とも言えないけど)のところに行って無料相談していた自分を恥じたいです。

もともと税理士は行政が月一で無料相談とかを行っている事もあって、一般の方からすると無料が当たり前だったりもするのです。

すべての方の相談にはのる事は絶対にできない。お金をもらうというのは責任が発生する重みもさらに高くなる。

という事で時間の都合上もあるので会社設立や相談をすべて有料に切り替えしました。
※新規開業や会社設立の相談は顧問契約になったら返金しています。

有料相談と分かると途端にメールの返信がないというストレスに今はさらされています(笑)
まぁこれは自分のホームページの作りが悪い事は理解しているので要改善です。

赤の太字で「無料相談は現在行っておりません」と書いてあってもフォームから問い合わせてくる事が実証されております。
人は自分に都合の良い文字しか読まないという結論に至りました(笑)

とはいえこれだけ何も返信しない人が多いのは独立してから驚きました。

自分の得意な業務のために絞る

地方で開業する方はホームページの作成は絶対でしょう。
「ホームページで問い合わせてリアル事務所で契約」という王道パターンは持っておいた方が良いです。

電話番号が無い事でだいぶ問い合わせが絞られたと思います。
ただ、最初に電話で問い合わせて来られた方はその後も電話が頻繁にかかってくる。というのは個人的にはあると思っています。

そうすると自分の仕事の仕方(メールやチャットワークで返信や資料共有を迅速に行う)とはどうしても合わないというか、自分の特徴を活かせないんですよね。

問い合わせのルートを絞る事で自分の求めるお客様も絞られるという考え方は大事だと思いますね。
逆に電話が得意(?)という方はメールでの問い合わせなどなくして電話一本とかでも良いかもしれません。

 

また、料金表も改定して値上げしましたから解約も発生しました。
むしろ敢えてこちらから解約に持って行った顧問先もいくつかあります。

結果として3年目は顧問契約解除が3件ありました。
自分の信念と合わないなぁと思っていたところもあり、それが少々出ていたのかもしれません。

ただ、独立したのに自分を曲げてまでお金に執着するのは違うと思っていたこともあります。
顧問契約解除というのは多少なりともダメージはありますが、正直なところ今年の解約は少々清々しい気持ちがあるのは確かです。

 

税理士事務所3年目は新たなビジネスと技術を求めた

3年目は新規の営業をほどほどにしていた一方で、ネット上のコンテンツビジネスを主に学んでいました。
現在は新たにサイトを立ち上げたりして収益化を目指しています。

ホームページ・ブログ・収益化サイトの3つを同時に更新できる暇はさすがにないため、収益化サイトを中心にしています。

とある講師の方に教えられたのですが、忙しいというのを理由にはできません。
あらかじめ時間をブロックして作業しています。今ではもう習慣ですね。

これからいわゆる繁忙期ではありますが、今後も同じ方法であれば影響はないだろうと思っています。

 

後はクラウド会計のMFクラウドですね~。こちらは独立した時にちょっと見て終わりでした。
今ではかなり連携できるサービスも増えて進歩していますね。

お客さんたちも提案してみると乗り気なところが多いので、早速MFクラウドの「シルバーメンバー」になりました。

自分の勉強するアンテナが弱くなっていたなと反省です。でもプログラミングはもうやりたくないです(笑)

 

税理士事務所4年目はさらなる飛躍

すんごく抽象的。

小学生がぼく頑張ります!って言ってるようなもんですね(笑)

ですが、こうして3年経ってみて、やはりブレるな!というのは難しいですよ。

根底に色々な想いはあっても単一の業務には飽きを感じてしまう事もあります。
クライアントの社長たちがなぜ新しい事に手を出していくのかがよく分かった気がします。

 

とはいえ分かっているのは、税理士事務所4年目も自分を頼ってくれる人には迅速に全力で対応するようにとだけは考えています。

この項 了

 

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高橋 輝雄

税理士・FP・元SE。 税理士界の諸葛亮孔明を目指して自己研鑽の日々を送る。 「税務・経営・自分の思考」を軸にHPとブログにて情報を発信。 情に厚く、大変涙もろい。ナイアガラの滝のように泣く。 更に詳しくは著者紹介

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