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三国志×経営 第6回「経営も『大義と小義』を見誤る事なかれ」

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さて本日も始まりました三国志×経営。

陰ながら読んでいただいている声をお聞きしたりして、私もとても嬉しいです。いつも本当にありがとうございます!!

それでは本日も始めて参りましょう。

小義を捨てきれない劉備(リュウビ)の葛藤

三国志の作中でこんな場面があります。

荊州(けいしゅう)の主君である劉表(リュウヒョウ)が病気で倒れている時に諸葛亮(ショカツリョウ)がこの時がちょうど荊州を取ってしまう時だと劉備(リュウビ)に勧めるのです。

しかし、劉備はそれはできないという…。

というのも劉備が敗走して頼る所がない時に劉表を頼っており、その時に大変良くしてもらったたといういきさつがあったからです。

いま劉表が弱っている時にそのまま荊州を取ってしまったら、恩知らずと世間からののしられてしまうと。諸葛亮にとってそれは「小義であって、大義のためには無視するべき」だと進言していたのです。

三国志のストーリー上は、このまま荊州を取らずして劉表は病死してしまいます。そして諸葛亮の読み通りに曹操(ソウソウ)軍が大挙して攻めて来てしまい、民を連れて苦労しての大移動が起きます。

名場面として張飛(チョウヒ)が一本橋での大軍を迎え撃つというので有名な「長坂(チョウハン)の戦い」が生じたりします。

現実では到底考えられないですけど、まぁ横山三国志も三国志演義ベースなので。遠くから矢で集中砲火されたら猛将でも関係ないとか考えてしまうところに私も汚れた大人になってしまったのだと思います(笑)

「義」とは何なのだろうか?

大義・小義という言葉は今も用いられる事もあるのではないでしょうか?ただ、大小の利益を考えた「小利を捨てて大利を得る」というような言葉と混同されている事も多いようです。

「義」とはこんな風に書かれていました。

正しい道。道理にかなったこと。人道に従うこと。

まぁそのままではないかと思うところがありますが。

劉備は小さな義理を大切にしようとしました。しかし、諸葛亮としては劉備の思い描く「平和な国を作る」という大きな義理のためには昔の恩義は無視して優先すべきだという事だったのです。

現代のビジネスにおいてはどうでしょうか?

そして現代に思考を戻して考えた場合にはどうでしょうか?

会社を経営している時になぜ自社がこのビジネスを行っているのか?というような経営理念やミッションというところに「義」すなわち大義名分が絡んでくるのかと思います。

特に2020年現在におけるビジネスのキーワードの一つに「共感」というところが挙げられます。

人材を確保する時でも個人がブランディングする時でも、その大義名分に共感したところに人は集まってくるようになっていると、クライアントや他社の状況を拝見していて思うところです。

あなたの会社に大義名分はあるでしょうか?

という事で本日もこの辺にて終わりにしたいと思います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

あなたの応援が私を動かす糧になります<(_^_)>

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高橋 輝雄

税理士・FP・元SE。 税理士界の諸葛亮孔明を目指して自己研鑽の日々を送る。 「税務・経営・自分の思考」を軸にHPとブログにて情報を発信。 情に厚く、大変涙もろい。ナイアガラの滝のように泣く。 更に詳しくは著者紹介
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