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さぁ今日も始まりました三国志×経営。コンテンツを作る時間の確保は大変ではありますが、記事を書くのを楽しめている自分がいます。
それも読者のあなたがいらっしゃるからです。本当にありがとうございます!
本日のお話は現代における会社経営も国も同じなんだという事でお話していきたいと思います。
一騎当千の武人たち「だけ」じゃダメなんだ
さてさて横山三国志の主人公として描かれている劉備(リュウビ)が後に蜀(ショク)という国を立ち上げるより前。まだまだ小さな地域でとどまっている時に水鏡(スイキョウ)先生と呼ばれる方にこんな事を言われる場面があります。
「この激変する世の中に臨機応変に対応できる人物」があなたの軍には欠けている(意訳)
確かに劉備の元にはそれは関羽(カンウ)・張飛(チョウヒ)・趙雲(チョウウン)といったその名を聞けば敵軍の兵士が逃げ出すような名のとどろいた武人がおりました。
しかし、それだけじゃダメなんですよ。と言われてションボリの劉備さんです。ではどうすれば良いのかと問うてみれば、戦況など「先を見据える事のできる人物」を登用(雇う)しなさいと。
それが後に水鏡先生がいう「伏龍( ふくりょう )・鳳雛( ほうすう )どちらかを得られれば天下を取れる」と言っていた諸葛亮孔明(ショカツリョウコウメイ)や龐統 (ホウトウ)を軍師として迎える事につながっていきます。
なお、作中だとこの場面のすぐ後に仲間になる人が諸葛亮かと思いきや単福(タンプク)さんで、初見はズコーッとなったものです。本名は徐庶(ジョショ)という名で、劉備軍としては初の軍師として優秀な活躍をされたのですが。
現代における会社経営も同じことが言える
どうでしょう?現代の会社という視点だと関羽たちのような武人はさながら能力のある営業マンであると考える事ができませんか?
彼らは確かに武功ともいえる売上を上げる事に長けている。しかし、会社の行く末や経営の事まで本当に考えている営業マンというのはどれだけいるのでしょうか?
彼らが後に独立して経営者となる時にはそれこそ武人から主君になるという事で視点が変わるかもしれません。ですが、やはり統治された国の中にいる間は、その視点を持つのも難しいというのが実情ではないかと思います。
私も独立前のサラリーマン時代は自分のスキルアップや担当するお客様の事だけを考えていたという記憶があります。
しかし、独立してからはそうもいかないと。営業だけしていれば内部の作業がおろそかになり、さらには長期的な視点での自社のビジネスをイメージしなければいけません。それを一人でやるのは本当に難しいと感じている今日この頃でもあります。
中小企業の場合ですと軍師という存在を得るのはなかなかに難しく、社長がすべてをこなしている場合も多いですね。特に創業時なんかだと。
ただ、もの凄い勢いでスタートアップから成長している会社というのはすべてとは言いませんが、社長ひとりだけというよりも優秀な右腕の存在がある場合が多いなと。
社長が営業をはじめとした外とのつながりに集中して、もう一人が内部的な部分をマネジメントする。そして社長が暴走に近い時にはうまくコントロールするというような関係があると会社としての成長スピードが速いのかなと感じます。
今の時代、優秀な軍師を得るためにはやはりリクナビでしょうか?(笑)と言いたいところですが、社長の思いに共感した人が自ずと集まっているような気がします。
私も税理士やコンサルタントという立ち位置を存分に生かし、中小企業にとっての軍師的な役割は続けていきたいと思う所存。三国志ってホントに良い話だなぁ( ˘ω˘ )
という事で第5回はこの辺にて終わりにしたいと思います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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高橋 輝雄
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