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三国志×経営の第12回です。
本日取り上げるのは張飛(チョウヒ)の最期の場面からです。勇猛な武将として活躍した張飛でしたが、その最期は何とも言えないものだったのをご存じでしょうか?
現代にも通じる張飛のエピソードを見ていきましょう。
目次
蜀の猛将 張飛(チョウヒ)とは?
張飛と言えば、蜀(しょく)の五虎大将軍(ごこだいしょうぐん)の一人であり、そもそもとして劉備(リュウビ)・関羽(カンウ)と義兄弟の契りを結んだ(桃園の誓い)三国志初期の頃から登場する武将です。
ですので三国志をライトに知っている方でもご存じの方も多いのではないでしょうか?
三国志演義(史実よりもフィクションに近い)における張飛の有名なエピソードとして、
魏(ぎ)との長半坂の戦いの最中に一本橋で仁王立ちして魏の軍団を退けたと言われています。
また、根っからの酒好きであり、それが元でミスをおかすこともしばしばありました。
部下に寝首をかかれる張飛の最期
張飛の最期というのは本当にあっけないものでした。
行軍中に部下の将たちに無理な注文を付け、そんな事は不可能であると言ってきた武将たちを
なんと木に縛りつけて鞭打ちにしてしまうのでした。
そんな事を部下の兵士たちのいる前でされた将たちは張飛に大きな恥をかかされたと憤ります。
そして、張飛が大好きなお酒を飲んで眠っていると…
鞭打ちされた将により、寝ている間に刺されて死んでしまうという結果になったのです。
ちなみにこの戦いは前述した義兄弟である関羽の弔い合戦だっただけに、「ともに死ぬときは一緒に死のう」と誓い合った義兄弟二人に先立たれた劉備のショックは相当なものでした。
人前で叱責する事が与える影響を考える
経営者は判断を下す事が仕事のようなものです。
そして、その判断により時には部下やメンバーが達成できない事もあるでしょう。
そういった時にあなたはどのように叱っているでしょうか?皆の前で公開処刑のように叱っているでしょうか?
そのように叱られた時には当事者は「恥をかかされた」という思いを感じたり、他者は「私もいつかあのようにされるのかもしれない」というような思いを抱きます。
経営のセオリーとして「褒めるのは大衆の面前で。叱るのは二人になった時」というものがあります。
ホントに基本的な事ではありますが、良い組織を作る上では意識してみてはいかがでしょうか?
第12回もこれにて終了とさせていただきます。
本日も最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。
あなたのご感想お待ちしております。
それではまた次回お会いするまで^^
高橋 輝雄
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